介護の現場では、日々たくさんのケアが行われています。
食事、入浴、排泄、機能訓練、どれも必要で大切な時間です。
そして「レクリエーション」の時間も、生活をより豊かにする大切な時間です。
レクリエーションは、単なる“暇つぶし”ではありません。
利用者さまの表情がやわらかくなったり、一つのことに夢中になったり、スタッフとのコミュニケーションが深まったり。
心が動くきっかけになる時間です。
そんなレクリエーションの中で、クラフト絵手紙に興味を持つ施設さんも少しずつ増えています。
描く、塗る、貼るといった指先の動きが自然にでき、視覚にも心にも刺激を与えてくれます。
無理のない参加ができるため、介護の場でも取り入れやすい活動のひとつです。
クラフト絵手紙とは?

クラフト絵手紙は、一般的な絵手紙に工作の要素を加えた表現方法です。
● 絵が苦手な方でも形になりやすい
● 手先を使う工程が多く、脳の活性化にもつながる
● 立体的で華やかなので完成度が高い
● 季節のモチーフで取り組みやすい
介護施設のように、絵を描くのが難しい方がいらっしゃる場所でも、安心して取り組めます。
なぜ介護レクと相性がいいの?
介護現場で工作レクを行うとき、こんな悩みはありませんか?
- 参加者の介護度がバラバラで同じ工作を皆で楽しみづらい
- 手が動かない方にとって負担になりやすい
- 工作が難しいと途中で諦めてしまう
クラフト絵手紙は、この問題をまとめて解決します。
① 一つひとつの作業がシンプルで、取り組みやすい

クラフト絵手紙は、輪郭線を描く、色を塗る、素材を貼る といった作業がどれもシンプル。
複雑な技術を必要とせず、手順もわかりやすいため、利用者さまが安心して取り組めます。
たとえば季節の花なら、
- 花の輪郭線を描く
- 色を塗る
- 素材を貼る
といった 簡単な作業の積み重ね で、自然と作品が形になっていきます。
参加しやすいレクリエーション として現場でも喜ばれています。
②“できた!”がすぐに味わえる

レクの中でも、「成功体験」が得られるものは、利用者さまの意欲や自信、気持ちの安定にとても効果的です。
クラフト絵手紙は少しの作業で形が見えてくるため、利用者さまの表情がパッと明るくなる瞬間が何度もあります。
「わあ!かわいくできたね」
そんな声が自然と生まれ、レクの場が明るくなっていきます。
③季節感が伝わるので会話が広がる

- 桜
- あじさい
- ひまわり
- 紅葉
- 雪だるま
季節の題材は、利用者さまが昔の情景を思い出すきっかけになります。
「昔はよく花見行ったよ」
「この花、実家に咲いてたね」
絵を通じて過去の記憶が少しずつよみがえり、会話が自然と広がっていくんです。
④介護の必要な方にも負担が少ない
クラフト絵手紙は、“その人らしさ”が現れるのが大きな特徴です。
介護の現場では手の震えがある方も多いですが、線のゆがみは“味”になり、貼る位置が少しずれても、かえって作品の可愛らしさにつながります。
「うまくできない=失敗」ではありません。
むしろ、本人が“マイナスだと思っている部分”こそが、クラフト絵手紙の中では魅力として生きてきます。
そのため、介護が必要な方でも安心して取り組むことができ、
「これでいいんだ」「私でもできる」 という気持ちを自然に引き出すことができます。
準備しなくても大丈夫

クラフト絵手紙は、職員さんがすべてを準備しなくても大丈夫。
東京・愛知には、講師がいるため、施設さまは“呼ぶだけ”でレクを導入できます。
講師が行うことは…
- 図案の作成
- 材料の準備
- 道具の貸し出し
- 当日の進行
すべておまかせいただけます。
「レクの準備に時間が取れない」
「工作系は準備が大変」…
そんな現場の声に寄り添いながら、負担ゼロで質の高いレク をお届けします。
作品はそのまま利用者さまの部屋に飾ったり、ご家族へのプレゼントにもなります。
ご利用者さまはもちろん、施設としての満足度も非常に高いレクリエーションです。
お問い合わせはこちら
クラフト絵手紙届ける心の変化
クラフト絵手紙の魅力は、完成した作品だけではありません。
その過程で生まれる 心の動き に価値があります。
- 自分の手で作れた喜び
- 認めてもらえた安心
- 会話が広がる楽しさ
- 誰かに届けたくなる気持ち
レクリエーションの目的は「作ること」ではなく、作る過程で生まれるコミュニケーションや感情 です。
クラフト絵手紙は、その“心の動き”を自然に引き出してくれます。
まとめ
クラフト絵手紙は、無理なく楽しめて “できた” が積み重なるレクリエーションです。
手を動かす時間が、その人らしい表情や会話を生み、日々の生活に小さな彩りを添えてくれます。
ぜひ次のレクリエーションに、クラフト絵手紙を取り入れてみませんか?

