高齢者の笑顔づくりは、特別なことじゃなくていい

介護の現場で「高齢者に笑顔になってもらおう」という言葉を聞くと、

何か特別なことをしなきゃいけないように感じることがあります。

盛り上がるレクリエーションを考えたり、

イベントを企画したり、

「どうしたら喜んでもらえるだろう」と頭を悩ませたり。

でも実際の現場で感じるのは、

高齢者の笑顔って、そんなに大げさなことから生まれるものばかりじゃない、ということです。

目次

笑顔は心が動いた瞬間に生まれる

私たちはつい「どう笑ってもらうか」を考えがちですが、
実際の現場では、こんな場面で表情が変わることが多いと感じています。

たとえば、

・自分の話を聞いてもらえたとき

・「それ、いいですね」と認めてもらえたとき

・できないと思っていたことが、少しできたとき

そんな、ほんの小さな瞬間に、

ふっと表情がやわらぐことがあります。

声を出して笑うわけじゃなくても、

目元が緩んだり、口角が少し上がったり。

その変化が起きたとき、

利用者さんの顔は一気に明るくなります。

高齢者の笑顔づくりは、

無理に笑わせることではなく、

その人の心が動くきっかけをつくることなのかもしれません。

笑顔につながる瞬間

現場で笑顔につながりやすいのは、

・自分でできた

・自分で選択できた

・誰かと関りがもてた

こうした体験です。

すべてを完璧にやる必要はなくて、

途中まででも、ほんの一部でもいい。

「参加できた」「関われた」という実感が、

その人の自信や安心につながり、

結果として笑顔が生まれていきます。

逆に、

「できない」「ついていけない」と感じてしまうと、

表情はどうしても固くなってしまいます。

だからこそ、

その人に合った関わり方がとても大切だと感じています。

笑顔のきっかけ

笑顔づくりは、

特別なイベントの日だけにあるものではありません。

朝の声かけ

何気ない会話

一緒に過ごす時間

その一つひとつが、

笑顔につながる種を持っています。

大きな反応がなくても、

目に見える変化が少なくても、

心の中では、ちゃんと何かが動いている。

そう信じて関わることも、

介護の大切な一部なのだと思います。

クラフト絵手紙という選択肢

そんな「心が動く時間」をつくる一つの方法として、

クラフト絵手紙があります。

描くことが目的ではなく、

上手につくることがゴールでもありません。

クラフト絵手紙には、

たくさんのことができた!が詰め込まれています。

・線を描く

・色を塗る

・素材を貼る

・言葉を考える

一つひとつの工程で「できた」を感じられるため、
何度も達成感を味わうことができます。
その積み重ねが、満足度の高い笑顔づくりにつながっていきます。

まとめ

高齢者の笑顔づくりは、

何か特別なことをすることではなく、

・心が動く瞬間を大切にすること

・その人のペースを尊重すること

・安心できる場をつくること

その積み重ねなのだと思います。

笑顔は「つくるもの」ではなく、

自然に「生まれるもの」。

そのきっかけを、

日々の関わりの中で、

少しずつ増やしていけたらいいですね。

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