いくつになっても、初めてを楽しむ絵手紙

今回は、2度目の訪問となる施設様でクラフト絵手紙のレクリエーションを行いました。

こちらの施設様は、自立度の高い方が多く、普段から活動的でお話好きな皆さんが集まっています。

会場に入るとすぐに明るい声が響き、「今日は何を作るの?」と楽しみにしてくださっている様子が伝わってきました。

前回の訪問を覚えていてくださる方もいて、再びお会いできたことがとてもうれしく感じられました。

今回のテーマは、節分の「鬼」。

はがき作品にカレンダーを組み合わせたクラフト絵手紙を制作しました。

カレンダーが付くことで、作品は“その場での思い出”にとどまらず、日々の生活の中で目にする存在になります。完成したときの華やかさもあり、鬼の表情がより引き立つ仕上がりとなりました。

制作が始まると、すぐに冗談を交えた会話が広がりました。

「こんな鬼じゃ豆を投げられても笑っていそうね」
「あなたの鬼、やさしそうでいいわね」

筆を動かしながら自然と笑いが起こり、終始なごやかな雰囲気で進んでいきました。

鬼の顔の色は、赤・青・緑・黄の中からお好きな色を選んでいただきました。

同じ形でも、色の重ね方、線ひとつで表情は大きく変わります。

それぞれが自分らしい鬼を作り上げ、どの作品も個性にあふれていました。

その中で、特に心に残った出来事があります。

「私、絵手紙を作るのは初めてなんです」

そうお話しされていた利用者さんが、完成した作品をじっと見つめながら、「本当に楽しかった」「ありがとう」と何度も感謝の言葉を伝えてくださいました。

初めてのことに挑戦するには、少なからず勇気が必要です。

それでも一歩踏み出し、最後までやりきった姿はとても輝いて見えました。

ご高齢になっても、まだ“初めて”の体験がある。
そして「やってみよう」と思える気持ちがある。

その勇気も素敵で、出来上がった作品も素敵で、会場のあたたかい笑顔に包まれながら、胸がいっぱいになる時間でした。

いくつになっても、新しいことに挑戦し、笑い合い、楽しめる時間はつくれる。

そのきっかけづくりを、これからも大切にしていきたいと思います。

皆さんの明るさに支えられながら、改めてこの活動の意味を感じた一日となりました。

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